沈黙は金なり

アラフィフサラリーマンの日々徒然日記です。

 
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落合博満講演会2012レポートその6

2012年5月某日。
講演の詳細をレポート致します。
尚、メモと記憶を頼りに作成しておりますので、私なりにかなりのアレンジを加えており、完全に一字一句を再現したものではないことをご理解下さい。



…さて…そろそろ野球の話しないといけないかな…

…別にいいでしょ…やっと本題に入るって訳ですけどね、落語家やら噺家だってなんやかんや前置きがあってさ、そんでチョロっと本題をしゃべって…それでは!って帰るんだからさ、落語家でもないオレにあんまり期待されてもね…

えー…強いチームの作り方…勝てるチームの作り方…

うーん…はっきり言って、どこのチームも練習してません!
勝とうと思うんだったら練習させなきゃいけません。
練習しなきゃいけないってどうやって思わせるかだと思います。

今の選手…確かにオレらの時代に比べて頭はいいです。そして要領もいいです。色んなこと知ってます。
でもね、そういった知識を体で表現できるのかってことになるとできていないのが現状なんだとオレは思います。

昔は骨の髄から汗を流す程やってみろって言われましたけど、そこまで出来る奴がどれ位いるんだろうか?
素質のある奴と無い奴の差ってのはあるわけで、それを乗り越えていくには練習するしかない。練習しなくたって出来る奴もいるけれど、そんな選手ばっかり集められるかって言うと、それは不可能なことなんです。

…監督になって初めての秋季キャンプの最初にね、
「お前ら普段どんな練習やってるのか、どれ位のことが出来るのか見せてみな。」
って言って3時間位ずーっと見ていたんだよな。
荒木を見る


あのね、セリーグとパリーグの違いってのもあるんだけどさ、セリーグの選手ってのは20分位真剣に練習しただけで新聞にデカデカと記事になるんだよ…オレらがやってた時代のパリーグなんてさ、1時間や2時間やった位でも新聞に取り上げてさえもらえなかったものさ。

20分特打ち?特守?何それって感じだよ。そんなの日常のトレーニングで当たり前にやることじゃないかと思うんだけどさ、新聞記者もワザワザご丁寧に何本策越えしたとか、何球のノックやったとか数えてるんだよな。
暇だねえ…そんなくだらないことするんなら他の仕事いくらでもあるだろうにさ。

でもそんな風に記事になったりするもんだから選手もコーチも自分達はやっているって変に満足しちゃってるんだよな。

最初の秋季キャンプで3時間、沖縄の秋は結構暑くてしんどいんですよ…バッティングゲージでずーっと選手達の練習見てたらさ、普段そんなに練習しないんもんだから足が痙攣してきたり背中が吊ったりでフラフラになりやがるんだ。

なんだよ…普段オレたちは練習してる、これ位はやってるって言ってるクセに全然できてないじゃないかって、そんな感じですよ。

そんで要領がいい事にさ、ちょっと水飲んできますとか言ってロッカー室に入って行くんだ。アイツまだ来ないなまだ来ないなって…結局ロッカー室で休んでるだけでやんの。
なんだもうダメかって聞いたらさ、やれあっちが痛いだのここが痛いだのって言い訳ばかりしやがるから、ああそれならもう練習しなくていいから名古屋帰れって言ったよ。痛いだのケガだのって言ってる奴は使う気はないからなって。

痛くても苦しくても我慢してやろうとしてる奴をオレ達はなんとかしなくちゃいけないって思ってたんだ。逃げる奴はいらない。


ところで昨日か一昨日…新聞にある方の解説の記事が載ってましたね…
最近調子落として打たれてる浅尾投手の事。
この調子なら2軍に落としてゆっくり調整させた方がいいって誰かが言ってたけどさ…
…オレ思ったよ…コイツをファームに落としてどうするんだ?って。

浅尾打たれる




丁度、2004年の岩瀬とダブるんですよ。
あの時岩瀬はね、風呂場で石鹸で滑って転んで、足の指を骨折しちゃった。
ケガすんのは仕方ないけどさ、何も風呂場で転んで骨折するなよって思うよな…それも開幕直前ですからね。

でも岩瀬としても風呂場で転んで試合に出られないってのはみっともないって気持ちがあったんだろうな、投げられますって言って来た。しょうがねえやって落合英二と岩瀬で抑えはなんとかやり繰りするかって一軍には置いてみたんだ。

でもね、岩瀬は出れば打たれの繰り返しでさ、ピッチャー岩瀬を告げると球場のお客さんからブーイングが上がってたっけなあ。
「なあ岩瀬、わかったろ。いい時は皆チヤホヤするぞ!悪いときはコロッとブーブー言われんだぞ!お前は絶対このこと忘れないでブーイングする奴らを見返してやるんだぞ。」って話しました。

この時も廻りはみんな言いました。岩瀬は2軍に落として調整させるべきだって。

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そん時はね、森繁和と話しました。
「なあシゲどうする?オレは岩瀬を逃がさないつもりだ。コイツはこれから先、ドラゴンズの抑えとしてやってもらわないといけないピッチャーなんだ。調子落としたらその度にファームに行けばいいやって思わせたら育たないよな。」
シゲもさ、「私もそう思います。いくら打たれてもどんなに負けてもこのまま残すべきです。」って言うから不調でも1軍に残し続けたんです。

その代わり、シゲにはね、2週間なら2週間、1軍帯同のまま陸上選手させて調整させてもいいから、お前が使えるようになったと判断したら、オレに教えてくれと。お前の判断に任せるから、調整で抑えじゃなく中継ぎで使いたいってんならそれでもいいから任せるぞって…ハイわかりましたってやり取りがありました。

そんなことで私が監督をした8年間で1度もファームに落とした事の無い選手は岩瀬ただ一人なんです。

本来なら落とさなきゃいけないような時期もありました。あったんだけれども落としてもいい選手と悪い選手っていると私は思うんです。

このチームを支えて行く選手って絶対いるんです。それが岩瀬だったんです。
そんな選手だっていい時ばかりじゃないんだよ。どうやってそれを改善していくのかってことを試合の最前線の中で解決していかなくてはいけない。そしてそのもがき苦しむ姿をチームの選手達に見せなきゃいけない。

浅尾と岩瀬



今回の浅尾については、中日の首脳陣がどういう判断をするのかはわかりませんが…これが完全に故障っていうんなら話は別ですがね、ちょっと調子が悪い位でファームに落としてたら浅尾は絶対的な抑え投手になることの邪魔になると私は思います。評論家とかマスコミは全然勉強もしないで調子が悪いからファームに落とすべきなんて簡単に言うもんだからさ、本当に選手のことよく考えたり、勉強してないよなって思いますよ。



…こんなこと言っちゃたらまた新聞やら雑誌でまた落合がなんか言ったって記事書かれるんだよな…
こないだも阪神のオーダーどう組む?って聞かれたんでさ、守りと他の選手とのの兼ね合い考えて、キャッチャー守れない城島は使わないでベンチに置いた方が怖いって言ったんだけどさ、

「落合爆弾発言!城島は使えない!」って大々的に書かれるしさ…(笑)

「このチームは監督が何もしなければ勝つ!」って言ったら監督の采配を批判したって大袈裟に書きやがる…(笑)

どこのチームからあえて言いませんがね…(笑)あっわかります?
だって実際そうなんですよ。チームの構成上、大人の選手が揃ってたり、勝ちパターンが限定的なチームってのは下手に監督が口出ししたりしない方がいい結果の方が多いですし、普段やり慣れない野球しようとすると本来の勝ちパターンも崩れてしまうんですよ。


オレロッテ時代に稲尾さんが監督の時言った事があるよ。連敗が混んで来た時ね、アレコレ打順を入れ替えたり、策を練ってもことごとく裏目にでてしまうことってのはどうしてもあるんだ。そんな時期だったね。

だからオレ「稲尾さんが寝てれば勝つよ!」って本人に言った。
稲尾さんは「おおそうか!そうしてみようか。」って本当にベンチ裏で寝ていて試合は勝ったことがあった。(笑)
ほらねっ言った通りでしょって…言ったら怒られましたね(笑)まあこれは極端な例ですけどね…



でもさっきのね、監督が何もしなければ勝つってのは、オレはマスコミの前では言ってないんですからね!
講演会とかで言ってることなんですけど、マスコミの人間が紛れ込んで記事にして書いてるんでしょうね。
マスコミもそんなにレベル落とすなよって話ですよ。

昔だったら講演会とかで言った事をマスコミが記事にするなんてプライドが許さないってんで絶対なかったんですけどね。だから最近は私も言葉は選んでしゃべるようになってきましたよ。


…まあそのジャイアンツのことなんだけどね…(笑)
普通にやったら絶対優勝するに決まってますよ…



その7へ続く…


※内容は録音されたものではありません。会場内での録音は禁止です。
私の記憶とメモを頼りに、講演者の言葉風にアレンジして作成したものですので一部文脈に不自然な点もあるかもしれませんが、ご了承下さい。


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